●当会のホームページのアクセス数が25万回に達しました。
2004年9月10日にHPを開設して以来、11年間で訪れていただきました数が25万回に達しました。こんなにも多くの皆様に訪れていただき有難うございました。開設当初は、・・イレッサという薬は肺癌患者にとっては命にも等しいもの、それを危険なクスリとか、多くの死亡被害者が出ているなどと事実無根のことばかりを書いて使用する患者を不安に落しいれ、また、このホームページの所為で使用を怖がり多くの患者の命が奪われた。即刻このホームページを閉鎖しろ!!。などと多くの非難が寄せられて、被害を訴え理解していただくことの難しさを痛感いたしました。日本中のマスコミの多くがイレッサ必要論の記事を書き、テレビでもNHKを始めとして必要とする患者を登場させては私たちからイレッサを奪わないでと訴える。臨床の現場からは、腫瘍の専門の先生方が口を揃えて、こんなに効いている患者がたくさんいる無くてはならない薬です。僅かな被害は出ている(厚労省では、販売開始から1年間で294人の死亡と報告、これを僅かとはいいません。)、がその被害は許容の範囲で何の問題もないとの組織的な声にかき消され被害は拡大続けました。当被害者の会が当初より主張していた、使用には危険性を全て説明し安易な自宅服用を中止して万一副作用が発現した時に即刻対応が可能な専門医による管理の中での使用を!!
と訴え続けたことは正確に伝わることなく、それは訴訟が終結するまで多くの非難・バッシングとして続けられました。 |
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9年余を費やしたイレッサ訴訟は、私たち原告が訴えた・・添付文書の不実記載の問題。そして製造物責任法(PL法)の指示警告上の欠陥の問題を訴訟の柱として戦いつづけましたが、この訴えは認められず敗訴となりました。最高裁判決から2年が過ぎて、ようやくです。このイレッサによる被害は杜撰な処方により発生した。巧みな広告・宣伝により惑わされてしまった部分は否めない。どんなに効果が認められるからとしてもこんなに多くの死亡被害者が出たことを認め真摯に受け止め今後の抗癌剤医療の教訓とするべきである、と臨床の現場からも声が上がるようになってきました。そして、多くの皆様から励ましのメールを頂くようになりました。 |
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安心で安全な薬として医師管理もない自宅投与が推奨されたこと、さまざまな癌に効くとされて専門医以外の医師による安易な適応外処方が行われたこと、などから実にたくさんの患者がイレッサによって命を絶たれたということは悲しい事実で、このイレッサ事件は忌まわしい薬害被害の歴史から消えることはないでしょう。 |
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いま、私たちの元に、非難や抗議などのメールは一通もありません。 |
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今後とも当ホームページに時折でも訪れていただけますよう宜しくお願い申し上げます。 |