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 イレッサ薬害被害者の会

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●薬害被害には付きものなの? ・・悲しい非難やバッシング
私たちは最愛の家族を、疑問だらけのイレッサという抗がん剤によって想像も絶する苦しみの中で亡くしました。販売当時のイレッサについて、あまりにも、何故、何故という問題が多過ぎて納得が出来ず行動を起こしました。このような疑問を見過ごすと被害が拡大して患者たちが苦しむ結果になるのは明らかと提訴への道を選択しました。
ところが・・・
私達の訴えが曲解され、抗がん剤の早期承認に反対する考えを持った団体であるとか、患者には必要な薬剤であるのに、その薬の販売中止を求める身勝手な考えを持った団体とか誤解を受けて来ました。訴訟を行っている以上は多少の非難や中傷は仕方の無い事と一応の理解はしていますが、私たちはイレッサの販売当時の問題と、服用した患者が短期間で大勢が死亡した事を疑問として訴えているだけです。
なのに・・私たちの会を、名前を名指しで攻撃して来ます。
頻繁に掛かってきた真夜中の嫌がらせ電話もそのひとつ。
・・娘の命をお金にかえて恥ずかしくないのか
・・独りよがりの考えを持ったろくでなしだ
・・他人の迷惑をまったく考えない非常識な奴・・等など。
中には亡くなった娘にまでも非難を浴びせてきます。
一部の患者会や心無い医師が作成しているブログやホームページの中で、面白半分に私たちに対する非難めいた書き込みがされているのを目にしますが、これらの記事を読んだ人たちが、私たちの会はとんでもない酷い会なのだと早合点して懲らしめの電話をかけて来るなどの被害。ある医師のブログの中に、私たちへの訴訟のことを非難めいて書いている記事を見て、このような会ならば懲らしめてやらなければと、みんなのために抗議をしてやってるつもりになって来る嫌がらせ電話や攻撃メール。このような輩が出て被害を受け続けていることを、ブログ作成の某医師や某患者会の方たちは全くご存知ないのであろう。
イレッサの問題で大学病院医局と称する方が、掲示板にこのように書き込みをしています。
 『残念ながら100人中1人がある抗ガン剤の副作用で死んでも100人中50人に効果があり全体として治療成績が上がれば抗ガン剤としてはそれでよいのです。運不運は誰にでもあります。諦めるのが妥当です。残酷な言い方ですが医師はそうした感情論には耳を傾けません。あなたの身内が死んでも残りの患者さんが助かればそれでよいのです。その程度の事でイレッサを中止するわけには行きません。私の医局では50人以上使用していますよ。 
・・といった考え方。
もう一例,ガン掲示板の書き込みを紹介してみます。
◆投稿日:2003/03/12(水) 18:07
 少し論点が異なるかも知れませんが,イレッサの副作用を恐れる余りの厚生省の対応には疑問があります。愚かなマスコミ報道も同罪です。何が言いたいかというと,イレッサを肺癌以外での使用を規制するような指示・報道についてです。例えば私が使用した例では食道癌,大腸癌,胸膜中皮腫,腎癌等の肺癌以外のガン以外にも奏功しているのです。この患者さんにとっては標準的な治療法が抵抗性を示し,もはやイレッサが数少ない治療法です。まして自己負担で月30万円の自己負担に耐えながら治療して延命している患者さんがいることをどうか覚えて頂きたいです。イレッサを必要以上に悪者化する報道は避けて頂きたいと思います。はっきり言うとイレッサの訴訟もするべきではありません。イレッサの訴訟により厚生省から必要以上の規制が強まり本当に必要にしている患者さんに投与できなくなる事を危惧しています。勿論アストラ社の対応とイレッサの副作用対策に不勉強な医師を免罪するつもりはありません。しかし今こそ本当に冷静な対応が必要です。冷静な対応が求められいるのはマスコミだけでなく,被害者の方々・家族も求められているのです。被害者感情のみでイレッサを断罪することになってはならないのです。
この考え方の中には多少、被害と効果に関する点において情報収集に偏りを感じますが、不確かな制度の中での抗癌剤治療の現状が垣間見れる気がします。
医療は,マルチ商法やねずみ講とは違います。
又,運・不運の問題ではありません。
如何に不運な人たちを出さないようにするかが医療に求められている筈です。
私たちの訴訟に対する非難は床にまいた油のように広がっています。攻撃者は、自らは名乗らず、自己責任論を振りかざしてこう言い続けます...
●患者たちは自分の責任で服用したはずだ。
●さまざまな情報が出ているのだからしっかり調べて服用すれば被害に遭うことはないはずだ。
●肺がんに罹った以上覚悟して危険な治療を選択しているのだから副作用死は諦めるべきだ。
●がん医療の改革に水を指す愚かな考えだ。
●被害・被害と主張してお金を取ろうとするなんて情けない。
非難、攻撃の総てが、私たちの訴えを、抗がん剤の副作用で死亡したから裁判を起こし、お金を要求していると、まったくの誤解をしたままにバッシングを繰り返す。信じて服用したのだから仕方がないだろう。諦めろ。自己責任だ。と、「亡くなった事はお気の毒だがそのお嬢さんだって自己責任で飲んだのでしょ」と言う。お気の毒と手向けの言葉も巧みに使いながら、600人以上もの死亡被害に対しては、自分の命を守れなかった患者の無知が原因と乱暴な意見を主張する。
2008-05

 
 
医薬品副作用被害救済制度の中で弄ばれる? ・がん患者たち ウエブサイトは専門家でいっぱい


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