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 イレッサ薬害被害者の会

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2018年のあゆみ
6月 7日
(木)
●イレッサ被害に関連したさまざまな問題について厚労省交渉をおこないました。

午前11時より12時までの1時間、東京・霞ヶ関にある厚労省の一階会議室において厚生労働省の医薬・生活衛生局の係官6名に参加いただき、予め提出の要請書に沿って厚労省との交渉・回答を求めました。
用意された文書を淡々と読み上げるのみの厚労省職員の回答のあり方を聞きながら、何とも言えない虚無感に襲われてしまいました。ずっと以前にも書いたことがありましたが、・・まったく違った宗派のお経を聞いているような、そんな言葉となって私の耳の中にただ流れ込んでいました・・。
職員の方たちにお尋ねしてみると、イレッサによる死亡被害のことについては詳しくは知らない様子、これでは質問しても実りある回答など望めるはずもなく、この空しさが怒りに変わるのにそれほどの時間は必要としませんでした。
やり続ける事に意味がある・・何度となく諭されてこの厚労省交渉を続けて来ましたが果たしてこの交渉の何処にその意味があると言うのでしょうか。今年もまた、何も知らされず命を奪われた娘にゴメンと誤ることしか術がありません。

5月 31日
(木)
学生(関東圏の大学)の皆さんと学ぶ薬害被害についての勉強会が開催されました。

毎年8月24日に開催(当日が土日祝祭日の場合はその前後)される薬害根絶デーに向けて、実行委員会では今準備に追われていますが、今年も多くの学生の皆さんがこの取り組みに参加しています。この薬害根絶デー開催への取り組みに参加している学生の皆さんから、薬害被害の実態について詳しく勉強したいとの要望が出され、実行委員会ではそのような要望であれば「イレッサ事件」が最適であろうと急遽講師依頼の連絡が入り、当会代表の近澤が参加することになりました。
場所は、イレッサ訴訟において大勢の弁護士の皆さんに参加していただきました東京・池袋駅近くにある城北法律事務所の会議室をお借りして参加者15名の中を午後6時30分より開催しました。
はじめに、医薬品医療機器 レギュラトリーサイエンス財団が制作し販売している「映像で学ぶ薬害シリーズ・薬害の知識と教訓 イレッサ事件」の中から本編の30分を放映。その後、近澤氏より、イレッサにより大勢の死亡被害が発生した経緯について1時間お話しをしていただき、続いて弁護士の阿部哲二先生からは、イレッサ訴訟の裁判の顛末について話しをしていただきました。
このイレッサ事件は、これまでの薬害訴訟とは異なって過去に起こされた薬害被害ではなく、今・現在使用され続けている薬剤により起こされた薬害被害をどう対処対応していくのかが大きな問題となるもので対処を誤れば新たな被害者が生まれることにも繋がるといった問題についても併せた実態について、その被害に対する国の取り組み、医療の現場ではどのような対応がなされたのか、製薬会社の被害への対応とはどのようなものであったのかについての話しでは、信じられないといった驚きの様子を見せながら聞き入っていました。こんなにも大きく拡大した死亡被害にも関わらず最終的には、「がん患者とその家族が受忍しなければならない仕方のない被害」とされて、どこにもこの責任の所在のないままに終結とされたとの説明には、学生の皆さんは質問の言葉を失うほどの衝撃を受けてしまったようでした。
今日の話を胸にして、来る薬害根絶デーでは精一杯行動したいとの学生のコメントが述べられて終了いたしました。

3月 30日
(金)
web管理人近澤の個人的な問題で申し訳ないのですが・・・。
3月の10日過ぎた頃からと思いましたが、何となく手足の動きかスムーズに行かないような、そんな感覚がありましたが、マウンテンバイクの走りすぎで少し疲れがでたのかな・・程度に思って日にちを過ごしていましたところ、3月15〜6日頃には右足を動かそうとしても思うようにならず翌日には右手、そして話しをするにも違和感が生じるほどになって来ましたので、これば尋常な症状ではないかも知れないと感じ、動ける内に連絡先の整理、万が一の場合も想定して後々整理に携わる方が処理問題等で困らないようにと、さまざまな特にPC関係の整理に丸々2日間をかけて、どうにか整理も済んだ19日の午後、行きつけの総合病院へ向かいました。
受付で、症状を話し簡単な医師の診察を受けて直ぐにCTスキャンを撮りましたところ、頭の左半分が何も見えない程に真っ黒に写っています。医師の説明は「硬膜下血腫」ですね、この状態で良くお1人で来られましたねとのこと、ここでは手術ができませんのでさいたま日赤に行ってもらいますが生憎当院の救急車が出ていて帰ってくる時間が分かりませんので市の救急車を呼びますと言われ急に物々しくなりました。この時点ではまだ意識も比較的はっきりとしていましたのでタクシーを呼んでもらって紹介状を手に、さいたま日赤へと向かいました。
日赤に到着したときには、正面玄関から歩いて総合受付に行くのも儘ならないほどになっていました。受付で紹介状を示すと直ぐに集中治療室へと運ばれて先ずはベットに横になり、多少の検査の後、手術は明日20日行います。脳に3センチほどの穴を開けそこから溜まっている血水を抜く処置を行いますとなりました。この時点になると意識ははっきりしているつもりなのですが、医師や看護師の方の説明にもはっきりと理解が出来ないようなふわぁふわぁとした感じになっていました。
21日、午後1時iにストレッチャーに乗って手術室に向かう時、2人の看護師のかたが手を振って頑張れエールを送ってくれました。手術室に入って局所麻酔を行い手術が始まりました。ガリガリ、ゴリゴリのような音と共に強い力で押し付けられて左耳上に穴を開けられたような感じがしてそれから約1時間ほど手術は続きましたが痛みもなく、苦しさもなく、勿論少しの恐怖もありませんでした。も少し左側に・・、奥の方を・・などの声も聞こえていました。それから暫くの後、「近澤さーん、終わりましたよ。」、との声。左手を少し上げてVサインで答えました。
術後一週間で退院、止め切れなかった少しの出血には薬を服用つづけて、2ヶ月ほどで仕事に復帰できるまでになりました。今ではフル稼働で全国さまざまな大学に出掛けています。
お世話になった脳神経外科の高橋先生、佐藤先生、看護師のみなさん、ありがとうございました。
※  ※  ※ 
◆硬膜下血腫とは、脳と頭蓋骨の間に血液が貯留する病気で、一般的には頭を打ったあと、2週間から3ヶ月の期間に起こります。難しくなりますが、頭蓋骨の内側にある硬膜と脳を包むくも膜の間の硬膜下腔に血液が貯留するため、硬膜下血腫と呼ばれています。男性高齢者に多くみられますが、比較的若い人や、頭を打った記憶がない人にもみられます。外傷以外の原因としてアルコール多飲、脳圧の低下、感染、動脈硬化、貧血などが知られています。軽い打撲などで発生した硬膜下腔の出血は吸収されずに、1ヶ月ぐらいかけて徐々に被膜に包まれて硬膜下腔に残ることがあります。この被膜は出血しやすいため、再出血を繰り返して、はじめは薄い血腫が、徐々に増大する特徴を有しています。そのため、治療の時期が遅れると、意識障害、知能障害、頭痛、嘔気、片麻痺、失語など様々な症状が出現し、さらに放置すると死亡することもあります。
手術法としては、1.5cm程度の小さな穴を頭蓋骨にあけて、そこから血腫を洗いながす穿頭法による血腫洗浄除去術と大きく頭蓋骨を開いて血腫の被膜をも摘出する開頭法による血腫除去術の2つがありますが、簡単な穿頭血腫除去術が一般的に行われます。
手術の方法
1. 穿頭血腫除去術は、局所麻酔でも手術が可能な手術なので一般的には局所麻酔で行います。
2. 局所麻酔後、頭皮を約3〜5p切開します。
3. 次に、頭蓋骨に1.5cm程度の小さな穴を設けます。
4. その穴よりゴムのチューブを血腫腔内に挿入し、血腫内容を除去します。
5. 原則、血腫腔内にゴムのチューブを残して手術を終了し病棟で1日程度血腫の排出をはかります。
(近畿大学医学部脳神経外科HPより参照しました。)
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