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 イレッサ薬害被害者の会

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 ◆ 「ハチのムサシ」になったとしても
 薬の副作用被害にあって、製薬会社や、国を相手に訴えるとなると、大変なエネルギーが必要です。 勝つとは限りません。
負けるかもしれないのです。
それでも私達は提訴に向かって行動して行きます。
ここまでしている原動力は何ですか?と良く聞かれます。
話しても解って貰えるだろうか? 
そんなことを心の何処かで考えながらいつも当たり障りなくこう答えています。
・・最期まで、大切な家族の命を人として扱ってもらいたいから・・
・・亡くなった家族に、苦しみの本当の原因を報告してあげたいから・・

抗がん剤治療で、ある瞬間から医療が患者を人として見なくなる時があるのを知りました。単なる物体として扱っているような気がするんです。生きたい思いでイレッサを選択し治療を続けた結果、悲惨な思いをしながら死んでいった仲間が444人(2004年3月現在)も居るなんて、黙っていられません。

抗議・謝罪・提訴、色いろのことを考えながらたくさんの人達に相談しました。家族に、友達に、法律相談に、医療事故など扱っている市民団体に、そして弁護士事務所に・・何度も,何度も足を運び続けました。このような被害が出ていることを説明して、いろんな新聞記事を用意して、異常な苦しみの中で亡くなっていったことを必死に訴えました。少しでも私たち家族が受けた苦しみを理解して欲しかった。そして少しでも抗議と改革に向けた可能性を感じたかったのですが、何れも理解をしてもらうまでには至りませんでした。自分の家族の事1人の問題ならまだしも、日に日に増加し続けている死亡被害者を思えば、全く理解が得られないことは悔しい毎日で、必死の説明にも一向に話しは先に進んで行きませんでした。

とは言っても、どうしても諦めることはできないのです。
たとえ、肺がんの患者であっても、もっと生きられた大切な命なんです。
このような形で死んで欲しくない大切な命だったのです。
一日でも長く生き続けて欲しいかけがえの無い命なのです。

この被害を、製薬会社と国の責任として訴えていかなければと思ったときに、「ハチのムサシは死んだのさ」という歌詞の一節がフッと頭を過ぎりました。

  ハチのムサシは向こう見ず
  真っ赤に燃えてるお日様に
  試合をいどんで負けたのさ
  焼かれて落ちて死んだのさ

たとえ、この歌詞のようになっても訴え戦い続けて行かなければ...


2004-10

副作用被害報告制度はあるけれど 苦しい活動のスタート



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