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●イレッサとは |
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◆一般名はゲフィチニブと言います ・・治験開発名は・ZD1839
◆推定投与患者数は(02年8月〜04年12月)・・42.000人と報告、05年以後の報告はありません。
◆国内販売錠数は(02年7月〜04年12月)・・554万錠と報告、05年以後の報告はありません。
◆錠剤タイプの経口薬で一錠の価格は・7216円
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2002年1月25日、アストラゼネカ株式会社(本社・イギリス・・日本本社・大阪:北区)から、夢のような新薬といわれた抗がん剤「イレッサ」の承認申請が厚労省に提出されました。僅か半年のスピード審査で2002年7月5日承認されました。(2002年)8月30に保険適応されるまでの期間を、待望しているガン患者を待たせるのは酷として、厚生労働省は、初の、特定療養費制度を適応して販売を許可すると言う異例の措置が取られました。このように・・副作用が少なく延命効果が大きい夢のような新薬との前評判で登場した肺がん治療薬「イレッサ」ですが、販売直後から副作用の間質性肺炎による死亡被害者が多発し注意喚起となる緊急安全性情報が出される事態となりました。 |
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●年次別死亡数 (副作用被害者2097人、内、死亡被害者は799人) |
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2002年 (平成14年):180人 (7月から12月の半年で)
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2006年 (平成18年): 51人 |
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2003年 (平成15年):202人 |
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2007年 (平成19年): 38人 |
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2004年 (平成16年):175人 |
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2008年 (平成20年): 45人 |
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2005年 (平成17年): 80人 |
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2009年 (平成21年): 27人 |
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2009年9月現在・厚生労働省報告数 |
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この日・12日は、天皇即位20年の式典が行われ、オバマ米大統領の初来日を前日に控えるという、国会では大変にお忙しい中、川田龍平参議院議員、福田衣里子衆議院議員、藤村修衆議院議員も終会間際に駆けつけていただきました。政務で参加が出来なかった議員の皆さまに替ってたくさんの秘書の方にご参加をいただきました。 |
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この院内集会に95名の皆さんに参加して頂きました。薬害被害者団体から、薬害ヤコブ病サポートネットワークの大勢の皆さん、公害被害者団体からは・水俣病で今、まさに必死の戦いを続けている・ノーモアミナマタ・不知火患者会の皆さん、11年もの長い歳月を戦い続けて2007年8月にやっと和解を勝ち取った・東京大気裁判の原告や支援の皆さん、薬害問題や公害問題に取り組んでいる労組関係の皆さん、医療関係者、薬害・公害問題に取り組んでいる弁護士の皆さん、薬害イレッサ訴訟東西弁護団、報道関係からはTBSが終始カメラ撮り、他にも、読売、朝日、日経、毎日、時事通信、赤旗、など多くの新聞社の取材がありました。 |
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薬害イレッサ東日本訴訟弁護団の、阿部哲司事務局長より、「薬害イレッサ訴訟の到達点と展望・全面解決に向けて」報告が行われました。 |
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イレッサの副作用被害に関して
・販売直後から間質性肺炎の副作用死亡の報告が相次ぎ現在までに799人もの死亡が報告されている。 |
2)
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承認前の危険性情報(間質性肺炎症例報告)に関して
・臨床試験とそれ以外の使用を合わせて合計10例(日本人死亡例含む)もの危険情報を隠蔽して承認申請を受けた。 |
3) |
承認前からの誇大な宣伝と不十分な警告表示に関して
・「副作用が少ない・・夢の新薬」などで使用へと導いた。添付文書では、副作用情報を中程に目立たない程度の記載のみ。 |
4) |
日本人患者への真の有効性は確立していない点に関して
第U相試験での腫瘍の縮小効果のみで承認して、延命効果は市販後の承認条件とされていたが国内の試験結果、延命効果は証明されなかった。 |
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5) |
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外国の状況
・アメリカでは、2005年6月に、新規患者への投与が禁止。EU(ヨーロッパ諸国)では、2005年1月に承認申請を取り下げ、その5年後に再申請して2009年7月に、遺伝子変異のある患者に適応を限定して承認を受ける。・・日本では、肺がん学会のガイドラインに従えば使用が許されている。(適応限定はない) |
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6) |
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訴訟に関して
・責任の明確化と謝罪、被害に対する賠償、再発の防止、抗がん剤を対象にした、副作用被害救済制度の創設などについて。 |
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川田龍平参議院議員のオフィシャルサイト |
川田龍平参議院議員は、前回の4月2日に開催された院内集会に引き続き、この集会の開催に向けて会場の確保や衆参議員の皆様に対する広報など尽力して頂きました。
ご自身自らもHIV感染の薬害被害に苦しみ、訴訟を経験して長年に渡って命を賭けた戦いを続けて来られた方ですが、2007年に行われた参議院議員選挙で立候補し当選、以後は薬害問題には特に力を入れて国会の中で追求。
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・・政権が民主党に変わって初の薬害問題がこの、薬害イレッサであるが、このイレッサの問題はは国会の中で厳しく追及して行きたい。安心して治療が受けられる抗がん剤医療の改革に取り組んで参ります。と述べて頂きました。 |
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薬害イレッサ訴訟原告を代表して、東日本訴訟原告で、イレッサ薬害被害者の会・代表の近澤昭雄さんが皆様にご挨拶を致しました。
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開会の冒頭に皆様にご覧頂きましたビデオ、2005年2月に大阪・毎日放送が製作・放映された「抗がん剤イレッサ・夢の新薬の幻想」に触れ、当時・娘が苦しんで亡くなって行った辛さを思い出しながら、・・例え、余命が短い肺がん患者だからといえ、危険情報を隠し企業の利益追求と人体実験のような販売を |
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行うべきではない。納得と安心して受けられる抗がん剤治療の改革と、この被害に対する被害者への謝罪と賠償を、そして抗がん剤による副作用被害の救済制度の創設を訴えました。 |
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薬害オンブズパースン会議の事務局長で、薬害イレッサ東日本訴訟弁護団の水口真寿美弁護士は、・・サリドマイド以来、薬害は繰り返されている。このイレッサの問題に関しても、がん患者に早く薬を届けると言う事は大切だが、最低限の安全性は担保されなければ患者の命は守られない。
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人命軽視の中で承認されたイレッサの問題は、過去の薬害の集大成と、ITを利用した新しい薬害被害の側面がうかがえる。巧みな広告宣伝、マスコミまでを巻き込んだ販売方法。早くて最悪の結果となったのがこのイレッサであったと思う、これからの承認・販売にこの |
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イレッサは大きな警鐘を鳴らしている。国会の中において、議員の先生方にもっと取り上げて頂きたい、と述べました |
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福田衣里子衆議院議員が駆けつけて頂きました。
ご挨拶で、・・・長年、薬害C型肝炎被害の実名原告として命を賭けて必死になって頑張って戦って来ましたから皆さんの気持ちは充分に理解できます。薬害の根絶のために頑張ります。と励まして頂きました。
また、ご自身の健康にも触れて、C型肝炎の治療に2度のインターフェロンを行いどうにか効果が現れてこのように元気で飛び回って活動を続けて行くことが出来るようになりました。これからは、国民の命を守るために益々頑張りますと、力強く述べられました。
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この日の院内集会には、遠く水俣の地より・ノーモア水俣、不知火患者会の皆さんが参加、原告団団長の大石さんが被害の実態について訴えました。
大石団長は・・薬害被害も公害被害も発生する原因は同じだと思う、国民の健康や、地域の住民の安全を軽視して利益追求しか考えない企業の傲慢さが被害を起し拡大させている。
水俣病の被害者は、チッソに汚染されているとは夢にも知らずにただ、目の前の海で捕った魚を食べ、知らずに毒までも一緒に食べ被害に遭った。
辛い戦いの連続ではあるが共に頑張りましょうと述べました。 |
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福田衣里子衆議院議員。・・薬害C型肝炎の被害者で自らも原告として裁判で戦い、全国を飛び回り被害の悲惨さと実態を訴え、裁判の勝利と肝炎患者の救済に全力で活動、今年夏に行われた衆議院議員選挙に民主党・長崎2区から立候補して当選。
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川田議員と福田議員のお二人は、薬害の根絶と薬害被害者の救済活動に、国民の命を守るいしずえとして、大きな盾となっていただける事と期待しています。 |
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藤村 修 民主党衆議院議員も、政務のスケジュールが一杯で参加できるかどうかお約束はできませんが・・・と参加の要請にお伺いいたしました折のご返事でしたが、終会間際に駆けつけて頂きました。
遅れての参加となり申し訳ない、しっかりと頑張って下さいと励まして頂きました。
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今回の集会では、TBSが取材を行い開会からずっとカメラを回して頂きました。
集会後のインタビューで、川田龍平議員や福田衣理子議員が参加された感想を聞かれました。・・お二人共に、自らの薬害の被害を訴え訴訟の中でも長年戦って来られた方ですからこのように参加いただいて直接に声を聞いていただけることは何より心強く頑張る励みになります。是非とも国会の中で追求して頂き、そして薬害の根絶にご尽力を頂きたいと願っていますと、率直な思いを述べました。
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この集会開催に際しまして、たくさんの皆様にご尽力頂きましたことを感謝申し上げます。 |
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イレッサ薬害被害者の会
代表 近澤 昭雄
電話・048-653-3998
FAX・048-651-8043
mail: iressa-higainokai@nifty.com
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薬害イレッサ東日本訴訟弁護団
城北法律事務所
弁護団事務局長・弁護士 阿部 哲二
弁護士 津田 二郎
担当事務員 新 庄 聖
東京都豊島区西池袋1-17-10
エキニア池袋6階
電話:03-3988-4866
FAX:03-3986-9018
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