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 イレッサ薬害被害者の会

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HOME > Topics一覧 > 衆議院院内集会の開催




●日時:5月29日(火)12:30〜13:30
●場所:衆議院第2議員会館 1階多目的会議室
※衆議院議員会館一階ロビーに12時20分までにお集まりいただくと,係りより入館のご案内をいたします。
 薬害イレッサ訴訟は,提訴から既に7年半が経過しても尚,解決を見ることなく争われています。一審の判決では,東京・大阪両地裁共に原告の訴えをほぼ認める判決が下されましたが上告審の東京高裁においては原告側の主張のすべてを退ける逆転敗訴という驚くべき人命軽視の判決が下され,東日本訴訟の原告は最高裁判所への上告を余儀無くされました。
 このイレッサの被害に対する東京高裁の不理解には言葉もありません。私たち原告は,抗がん剤による副作用死亡は納得できないから補償しろなどと訴えを起こしているのではありません。イレッサの承認当時の被害に対して訴えています。
 イレッサは,承認当時,13例の死亡を含む23例もの間質性肺炎発症例が報告されていました。医薬品添付文書の記載要領では,死亡のおそれがある場合には,冒頭の警告欄で警告しなければなりません。しかも,イレッサは,「分子標的薬でがん細胞をねらい打つから,副作用が少なく軽い」という情報が流布されており,医師等も皆そのように信じていました。
 したがって,警告欄で警告し,具体的に死亡者が出ていることを注意喚起しないと,ほとんどの患者が自宅での服用治療を受けている経緯から,イレッサは無警戒・無防備に使用され,被害が拡大することは目に見えていました。
 しかし,イレッサの初版添付文書では,こうした警告等はなされませんでした。その結果,10月15日の緊急安全性情報発出までにイレッサを服用して亡くなった方は,判明しているだけで162名にのぼり,半年で180名にのぼります。過去でもこれだけの短期間に,これだけの被害が起きた薬害事件はありません。
 薬害イレッサは、国とアストラゼネカ社が一体となって引き起こした史上最悪の薬害事件です。全面解決のためには、これまでにも増して、みなさんのご理解・ご支援が必要になります。どうぞよろしくお願い致します。
 皆様のご参加をお待ち申し上げます。
2012年4月26日
薬害イレッサ統一原告団
薬害イレッサ弁護団
◇連絡先
城北法律事務所
弁護士 阿部哲二
担当事務 新庄聖
TEL:03-3988-4866  
FAX:03-3986-9018



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