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HOME > Topics一覧 > 薬害イレッサ西日本訴訟総決起集会



「12・2 薬害イレッサ訴訟の早期全面解決を求める総決起集会」が,12月2日(木)・午後6時30分より,大阪市北区の新梅田シティ(スカイビル) タワーイースト36階 スカイルームにおいて開催されました。
JR大阪駅 中央北口を出ると目の前は,大阪駅北口開発の工事風景が広がって未だ基礎工事途中のその奥に,36階建ての大きなビルがそびえます。
大きく白く輝くこのツインタワー,タワーイーストの上部分の殆どを占めて,アストラゼネカ日本本社が拠点としているこの地の最上階・スカイルームにおきまして130名の皆様にご参加をいただき午後6時30分より開催されました。
薬害イレッサ訴訟を支援する会代表世話人の金谷医師による開会のご挨拶をいただきました。
イレッサによる被害の経緯,拡大の原因について触れ,大きな死亡被害が発生しても尚,販売を行わなければならない日本の抗がん剤治療薬の現状と,当時の販売方法の誤り,過剰期待で起きた被害は医療者も反省しなければならない。
今では,副作用に対する研究も進み対象者を絞った慎重な使用で,死亡被害は防ぐことは出来ようになってきた。とお話ししていただきました。
西日本訴訟の原告の清水さん,北出さん,稲垣さん,兵庫県のSさん,東日本訴訟原告の近澤も参加,皆さまに,これまでのご支援のお礼と,早期全面解決に向けて益々のご支援を訴えました。
薬害C型肝炎訴訟の原告団代表として先導を担い,和解勝利へと大きな役割を果たし,現在もさまざまな活動を続けておられる武田せい子さん。
武田さんはお話の中で,肝炎被害とイレッサ被害は共通した問題が多いとして,パワーポイント使用しながら分かりやすく説明,悲惨な薬害は二度と起こして欲しくないが厚労省や企業が人の命を大切にする
という希薄さに欠けているのが問題で,このままでは再び繰り返されることになる。薬害被害者として厳しく監視し苦言を呈し続けて参りたいとお話しいただきました。
薬害イレッサ西日本訴訟弁護団事務局長の永井弘二弁護士より情勢報告をしていただきました。
2004年7月,西日本の原告が大阪地裁に訴状を提出して同年11月1日に第一回の裁判が始まって6年が過ぎて,今年7月にやっと結審を迎えるという,長い裁判を続けて来たこれまでの経緯について
説明,来年2月25日と決まっている判決日までに,もっと大きな力を結集して訴えを続け全面勝利を勝ち取るために皆様のご支援をお願いしますと,お話しいただきました。
この決起集会への盛会と皆さんのご努力に対してと,多くの国会議員の皆様よりメッセージをいただきました。

この総決起集会には,さまざまな団体の皆様が応援に駆けつけて,支援・連帯のご挨拶をいただきました。
全労連から岩崎様,大阪医労連の石原様,科学一般より磯部様,北区労連の山田様,全国薬害被害者団体連絡協議会から栗原様,全薬会議からは東京で開催された総決起集会に続いてご参加を頂きました。
薬害B型肝炎訴訟の原告と弁護団の皆さん7名も参加していただきました。お1人づつの訴えで,・・国は和解の勧告が出ても被害者の思い訴えを無視して,解決に向けた努力を全く示さない。これでは生殺しと同じことで何度酷い目に合わせる気だ,と怒りを語り,一日も早い解決がなされるように共に戦い抜きましょうと挨拶をしていただきました。
大阪じん肺アスベスト訴訟の原告のみなさんも参加していただき,被害の実態について訴えがありました。



集会の最後に,薬害イレッサ西日本訴訟大運動大阪実行委員会代表の吉村得王彦様より,薬害イレッサ訴訟の早期全面解決に向けた行動が提起され,満場一致で確認されました。


・・ このページに対するお問い合わせ ・・
イレッサ薬害被害者の会
代表 近澤昭雄

電話・048-653-3998
FAX・048-651-8043
mail: iressa-higainokai@nifty.com
薬害イレッサ訴訟西日本弁護団
弁護団事務局長 永 井 弘 二
京都市中京区鳥丸通御地東入
アーバネックス御地ビル東館6階
御池総合法律事務所
電話075−222−0011
Fax075−222−0012



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