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 イレッサ薬害被害者の会

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2009年・第10回薬害根絶デーは銀座マリオン前の朝宣伝からスタートしました。
・・9時30分〜10時30分の約一時間を支援の皆さんや薬害被害者の皆さん、薬害根絶を願う各団体の皆さん、多くの弁護士の皆さん、そして今年も多くの学生の皆さんが参加、銀座マリオン前で行き交う人達にチラシやうちわを配り、薬害の悲惨さと根絶を訴えました。
文部科学省交渉 (10:00〜11:30)を行いました
「全国薬害被害者団体連絡協議会(薬被連)」加盟団体のメンバー約50名は、東京・千代田区霞が関三丁目の文部科学省16階特別会議室において、事前に提出していた要望書の内容に沿って交渉を行いました。
今年の交渉は、第45回衆議院議員選挙が直前に公示され、投票日の8月30日目指して激戦の真っ只中と言う事で、塩谷 立 文部科学大臣の出席は叶わず、代理として坂田東一事務次官の出席の下行われました。

●参加した薬害被害者団体は以下の11団体です。
 ・財団法人 いしずえ(サリドマイド福祉センター)
 ・イレッサ薬害被害者の会
 ・MMR(新3種混合ワクチン)被害児を救援する会
 ・財団法人 京都スモン基金
 ・大阪HIV薬害訴訟原告団
 ・東京HIV訴訟原告団
 ・薬害筋短縮症の会
 ・陣痛促進剤による被害を考える会
 ・スモンの会全国連絡協議会
 ・薬害ヤコブ病被害者弁護団全国連絡会議
 ・薬害肝炎全国原告団

リレートーク (厚労省前・11:45〜13:00)
200人ほどの人たちが厚労省前を埋めつくし、
薬害防止・薬害根絶を訴えました。

スモンの被害者が悲惨な経験を訴えました。
サリドマイドの被害者も訴えました。
エイズ感染被害者も訴えました。
ヤコブ病の遺族の方も訴えました。

薬害を発生させないで!!
企業の利益より人命を大切にしてと!!

タミフル被害者の家族も訴えました。
薬害肝炎原告も被害患者の全員救済を訴えました。
肺ガン治療薬イレッサの原告もがん治療の改革を、
見捨てられているガン患者の命の重さについて訴えました。

薬害は許さないと、この日参加したたくさんの方たちが
厚労省に向って訴えました。
医療従事者のみなさんが
たくさんの薬剤師の方たちが
声を枯らして訴えました

碑の前交渉 (厚労省中庭・13:00〜13:20)
  1999年8月24日、薬害根絶を願って建立された「誓いの碑」の前で薬被連代表世話人・花井十五ほか薬被連加盟の薬害被害者団体のメンバーは、厚生労働省の医薬食品局長に要望書を手渡しました。
 衆議院選挙が行われていると言う事で、舛添大臣の出席はありませんでした。今回の総選挙で、政権交代もあり得るのではとまで言われて、自民党としては一分でも選挙戦に向って行動したい思いは分らないでもありませんが、未だ政権政党なのですから、果たすべき役割はしっかりと務めることが責務ではないのでしょうか。大臣の出席がなかったことは残念です。
パレード (13時30分〜14時)
たくさんの支援の皆さんや薬害被害者が参加して、厚生労働省前から官庁街を一周するコースを、薬害は許すな、薬害から命を守れと訴えながらパレードを行いました。

厚生労働省交渉 (14:00〜16:00)
厚生労働省一階・第4・5共用会議室において、薬被連に加盟の団体のメンバー約50人は、厚生労働大臣への要望書(PDF)の内容に沿って交渉を行いました。交渉の中身については、今回も明確な回答は一つもなく、検討してみます・・、対応については持ち帰って・・、などと繰り返すのみ、このような厚労省の姿勢では国民の命は守れません。(大きく紛糾する場面もありました)
集会 (15時〜17時)・弁護士会館2階・クレオ
東京の霞ヶ関、隣接には厚生労働省や裁判所、前は日比谷公園が広がる場所に弁護士会館はあります。
その東京弁護士会館の中二階に、イベントホール・クレオはあります。
今年は、このクレオで約200人の参加者を集め、薬害根絶デーの集会が(15:00〜17:00)開催されました。
 ・・・今日までに起こされてきた数々の薬害被害の歴史と根絶への歩みの解説。
 ・・・薬害イレッサより報告と訴え。
 ・・・薬害肝炎から、検証会議の報告。
 ・・・ミニ・コンサートでは、〜マヌーシュ・スイング〜の皆さんの演奏など、盛りたくさんのイベントが行われました。
有楽町マリオン前宣伝 (17時30分〜18時)
午前9時30分から始まった第10回薬害根絶デーの行動も、
多くの皆さんのご協力で全て無事に終了致しました。
今年の薬害根絶デーの締めくくりに
今一度・・薬害の根絶を訴えようと、実行委員会のみなさんと
共に多くの人が行き交う夕暮れ時の銀座・マリオン前で再び
訴えました。
薬害の根絶を!!
薬害被害者の救済を!!
この薬害根絶デーには、たくさんの薬害被害者の皆さんが参加しました。

スモン被害の皆さん・・整腸剤キノホルムによる薬害で歩行困難となり、視力障害も伴う、被害者数は12.000人にも及んだという薬害被害です。

サリドマイド被害の皆さん・・催眠、睡眠、鎮静剤として1950年代に世界十数ヶ国で販売された薬で、その催奇形性により数千名の被害児が生まれ、今もさまざまな後遺症に悩まされ続けているという被害です。

HIV(エイズ感染)被害の皆さん・・米国売血由来非加熱血液製剤を使用していた日本の血友病患者、約5000人が次々とHIV(エイズウイルス)に感染し、感染者約1500人のうち592名(2006年9月現在)が死亡。生存被害者も重複感染したC型肝炎を抱え厳しい闘病を余儀なくされているという被害です。

ヤコブ病(CJD)被害の遺族の皆さん・・脳外科手術により移植された脳硬膜(ヒトの死体から採取され医療材料としてドイツから輸入)が原因で生じました。CJDは、治療法もなく発症から約2ヶ月で植物状態となり、1〜2年以内で多くが死に至る恐ろしい病気で、被害総数108名となり今も増加を続けているという被害です。

陣痛促進剤による被害に遭った皆さん・・陣痛を誘発・促進する薬で人工的にお産を早めた結果、母親や胎児が死亡したり、重大な後遺症が残ったりする被害です。

新3種混合MMRワクチン被害の皆さん・・1989年4月に導入された新3種混合MMR(M:はしか、M:おたふくかぜ、R:風しん)ワクチンにより無菌性髄膜炎を多発させ、180万人接種で約2千人に被害を及ぼし、死亡・重篤な後遺症も発生、認定被害者数は予防接種史上最多の1040人にも上っているという被害です。

筋短縮症被害に遭った皆さん・・医療制度の運用に基づく風邪・発熱の症状に対して不必要な薬剤注射が打たれ、この結果正常な身体で生まれた子どもが成長すると共に、手足の障害のみでなく、精神的な苦痛を受けることになったという被害です。

薬害C型肝炎ウイルス被害の皆さん・・出産時や外科手術時の出血の際、フィブリノゲン製剤や第\凝固因子製剤などの血液製剤を投与され、多くの患者がC型肝炎ウィルス感染被害を受けました。三菱ウエルファーマ(旧ミドリ十字)の推計によると、1980年以降にフィブリノゲン製剤の投与を受けてC型肝炎ウイルスに感染した患者は少なくとも1万人以上いるといわれている被害です。

イレッサ副作用被害で家族を亡くした皆さん・・2002年7月に世界に先駆けて販売された肺がんの治療薬。副作用が少ない夢の新薬と多くの専門医や製薬会社、厚労省が推奨したことで、がん患者たちは疑うことも無く服用した結果多くの患者が死亡。その人数は787人に上り今も増加しています。あまりにも軽く扱われる「肺がん患者の命の重さ」を国と製薬会社に問い提訴して戦いを続けているという被害です。
・・・薬害被害の当事者や、家族を亡くしたその遺族には、苦しみや悲しみの時効はありません。
・・・被害に遭った身体に時効はありません。
・・・薬害は防ぐことができます。
・・・だから、私たちは訴えます。

・・・薬害の根絶を!!
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