HOME

 イレッサ薬害被害者の会

リンク集 お問合せ
HOME > Topics一覧 > 薬害根絶デーリポート





 今から8年前の1999年8月24日,サリドマイド・スモン・薬害エイズなどの悲惨な薬害を引き起こした反省と謝罪の意味を込めて,厚生労働省の前庭に「薬害根絶誓いの碑」が建立されました。

 しかし,今なお新たな薬害が生み出され,適切な救済がなされぬまま,被害と闘う毎日が続いております。全国薬害被害者団体連絡協議会(通称・薬被連,9薬害11団体で構成)は,薬害の根絶と被害者救済を願い,毎年この日に「碑の前の誓い」を中心に厚生労働省交渉・文部科学省交渉・リレートークなど,一連の薬害根絶行動を行っています。


銀座マリオン前からスタートです
今年の薬害根絶デーに全国から多くの人たちが集まlりました。

50人ほどの人たちが午前10:20分より,東京銀座のマリオン前に集まって,チラシやウチワを配って・薬害の防止・を訴え薬害根絶デーはスタートしました。

薬害イレッサ訴訟を支援する会のみなさんも参加して大きな声を出して訴えました。
医療現場で薬害防止に日夜取り組んでいる薬剤師のみなさんたちはそれぞれの職場で薬害防止の小さなのぼり旗を作って薬害をなくそうと取り組みました。

既に薬害根絶デーの運動は今年で8回目です。一般の市民も,医療関係者もそれぞれの大学の学生も,多くの弁護士も被害者のみんなと共に根絶を願って活動し続けてきました。あとは,この運動に行政,製薬企業がともに参加すればきっと薬害はなくなると思います。
薬害肝炎訴訟を支援する学生の皆さんは大阪から,名古屋から,遠く九州から深夜夜行バスで大勢が掛けつけてくれました。
薬害根絶を!
薬害のない明るい明日を!
繰り返すな薬害を!


朝の銀座は少しびっくりしていました。
先を急ぐ皆さんが,それでも快く署名して頂いたり,チラシを取ってくれました。

文部科学省交渉...
薬害被害者やその遺族たちが集まる11の団体で構成される,全国薬害被害者団体連絡協議会(薬被連)のすべてのメンバーは,同時刻,10:00から,東京・丸の内の文部科学省に集まって伊吹文部科学大臣の出席の下要望書に沿って11:30まで交渉を行いました。

参加した薬害被害者は以下の11団体9薬害です。
 ・財団法人 いしずえ(サリドマイド福祉センター)
 ・イレッサ薬害被害者の会
 ・MMR(新3種混合ワクチン)被害児を救援する会
 ・財団法人 京都スモン基金
 ・大阪HIV薬害訴訟原告団
 ・東京HIV訴訟原告団
 ・薬害筋短縮症の会
 ・薬害肝炎全国原告団
 ・陣痛促進剤による被害を考える会
 ・スモンの会全国連絡協議会
 ・薬害ヤコブ病被害者・弁護団全国連絡会議

●今年は,直前に行われた参議院選挙や,さまざまに困難な政局の中ということで,大臣の出席は難しいと言われていましたが,薬被連の再度の大臣出席のお願いで実現いたしました。

伊吹大臣は,国会の法案提出の関係と言うことで30分程度ではありましたが,私たち薬害被害者の要望はしっかりと受け止めていただけたと感じました。
●文科省交渉には,先の参議院選挙で当選した,川田龍平氏も私たち薬害被害者と共に参加し,これまで続いて止まない薬害被害について,防止への早急な対策を,今後は国会の場で訴えて行くと力強く話し,大臣にも協力をお願いしました。

●この日の伊吹大臣から・・・
 会場の机の配置をみて,こんな対峙した話し合いより丸いテーブルを囲んでなごやかに話し合いをした方が良いのに。

 私も,京都出身だから,薬被連の活動はよく知っている。ご苦労されている皆さんの期待には出来るだけ応えて行きたい。

           
厚労省前・リレートーク

(11:45〜12:50) 200人ほどの人たちが厚労省前を埋めつくし,薬害防止・薬害根絶を訴えました。

スモン被害者が悲惨な経験を訴えました。

サリドマイドの被害者も訴えました。

エイズ感染被害者も訴えました。

ヤコブ病の遺族の方も訴えました。

タミフル被害者の家族も訴えました。

薬害肝炎原告も被害患者の全員救済をそして裁判の早期解決を訴えました。

肺ガン治療薬イレッサの被害原告もがん治療の改革と見捨てられているガン患者の命の重さについて訴えました。

社民党の阿部とも子議員も応援に駆けつけて被害者の救済への努力を約束してくれました。

薬害防止にボランティアの学生も大きなアピールを書いた紙を掲げて厚労省に訴えました。

自らがHIV感染被害者で,参議院議員に当選した川田龍平氏も薬害の防止に全力を注ぐと約束してくれました。

多くの薬害被害者が声を枯らして訴えました。

この声が届け!!厚労省に。
厚労省前は,200人ほどの参加者で埋めつくされました。

一日も早く,悲惨な薬害をなくしたい一心から暑さも忘れての参加です。

今回も,たくさんの団体より支援を頂き励ましのカンパや行動の参加で共に訴えて頂きました。有難うございます。

みんなの思いは一つです。

薬害の防止です

一人も薬害被害者を生むな





枝野議員,小池晃議員のメッセージが届き読み上げられました。

碑の前交渉 (厚労省中庭)

13:15より,厚生労働省の中庭,薬害根絶を願って建立された「誓いの碑」の前に,柳沢厚生労働大臣に出席していただき,薬被連代表世話人・花井十五ほか薬被連のメンバーが結集。花井代表より要望書を読み上げ,柳沢大臣に手渡しました。
薬害被害者の団体と,柳沢大臣のこの距離はいったい何を物語っているのでしょうか。
何度も繰り返される薬害被害。
国は,厚労省は製薬会社を指導する立場にありながら放置し,見過ごして来た結果がさまざまな薬害被害を発生させてきたのです。
その姿勢の表れがこの距離なのかも知れません。
薬害肝炎訴訟原告の山口さんより,肝炎被害者の救済を求める要望書を柳沢大臣に手渡し,何度も大臣には面会を求めてきたが全て断られ続け悲しい思いをしてきた。

どうか,私たち肝炎被害者を助けて欲しいと悲痛な声で訴えました。

柳沢大臣から,肝炎被害の問題は安部首相も与党と協議して進めて行きたいと述べられていることもあり,これまでとは違った考えで対応して行きたいと一歩前進とも思われる発言がありました。

期待したいところです。
●午後2時より,薬被連加盟団体による厚労省交渉が厚生労働省一階会議室にて行われました。薬被連より提出の要望書に沿って,厚労省と午後4時30分まで時間を延長して交渉を行いましたが,この交渉の際の写真は撮影する時間がとれませんでした。申し訳ございません。
集会 (星陵会館)
東京都千代田区永田町2丁目の一等地に位置し,近くには自民党本部,国会議事堂,議員会館が立ち並ぶすぐ側です。

午後3時より会場。今回はあまり目立ったイベントの企画はありませんでしたが薬害被害についての悲惨さを,直接被害者の声を皆さまに聞いて頂きました。

  

司会進行は,早稲田大学のお2人の学生の方に務めていただきました。

イレッサ被害の悲惨な思いを,俳優の山崎さんに朗読していただきました。

インフルエンザ治療薬,タミフルの被害遺族から被害の実態について話していただきました。
16:20〜日本フィルハーモニー交響楽団からお2人に来ていただきコンサートが開かれました。

後藤悠仁さんと,松本克己さんです。
お2人は,これまでにもさまざまな薬害
被害者のために癒しの活動を続けてこられ,時には出歩くことのできなくなった被害者の自宅に出向いて枕元で演奏されたたことも...
薬害対策弁護士連絡会(薬弁連)よりのご報告は,鈴木利廣弁護士にこれまでの活動報告をしていただきました。
薬被連からは,副代表で陣痛促進剤による被害でお子さんを亡くされたことをきっかけに,薬害の根絶運動に尽力されている勝村氏より今日の厚労省と文科省交渉の報告をして頂きました。高校教師という教職の傍ら薬被連の副代表としてさまざまな活動をされています。→→
根絶デーの全ての催しが終了して,近くの赤坂見付まで移動,夕暮れの中を皆で薬害の防止を訴えました。
戦いすんで日が暮れて...

私たちの行動は,いつも戦いの連続です。
一つの戦いが済んでホッとしながら時には皆で懇親会に出掛けます。
少しのお酒とすこしの料理を前に初めてあった人と笑い,語り合います。
また明日,新たな薬害の被害者が生まれないようにと願いながら語ります。
今回も,根絶デーが無事に終わって,赤坂で懇親会に出掛けました。

皆さま・お疲れ様でした。
掲載の内容につきましてお問い合わせなどございましたら,イレッサ薬害被害者の会の近澤までメールをお入れ下さい。




 Copyright (C) Iressa Yakugai Higaisyanokai.All rights reserved.
裁判関連資料
Topics一覧