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 東京高裁控訴審裁判

2011年9月6日,午前11時より,東京高等裁判所101号大法廷におきまして,
薬害イレッサ東日本訴訟 第1回控訴審裁判が開かれました。
●裁判前宣伝行動
午前9時より,東京高等裁判所前において,支援の皆さんや,弁護団,原告など,たくさんの皆さんに参加していただき,裁判開始前の宣伝行動を行いました。
私たちは,ガン患者の命の重さをこの裁判で訴えています。皆さんが「命」の文字を胸にして,余命少ない命でも生き続けたいのです,見捨てないで下さい。と訴えました。一日の命の重さを訴えました。
「イレッサ訴訟を支援する北海道」 から,たくさんの応援のメッセージが書かれたオレンジの幕を持参して駆けつけていただきました。
3月23日の判決以降,震災被害や原発問題に関連した節電など,さまざまな被害に配慮して,行動や集会のすべてを自粛して参りましたが,久し振りにたくさんの皆さんに参加していただき,イレッサ訴訟の早期解決を訴えました。
早朝9時からの行動にも関らず,50人を超える皆さんに参加して頂きました。
たくさんの学生の皆さん,薬剤師の皆さん,公害被害者の団体からも大勢の皆さんが駆けつけて頂きました。
●10:30〜入廷
皆さまと共に入廷しました。
一審の裁判は,判決までに29回の期日が開かれましたが,何度経験しても原告の立場では慣れることはありません。入廷の瞬間はいつも気の引き締まる思いがいたします。
何故,このような被害がおきたのか。被害の拡大防止は出来なかったのか。ほんとうに,仕方のない被害なのか。裁判所の審判に期待してこれからの長い戦いに臨みます。
原告と弁護団は,入廷行動から法廷へ入りましたが,支援の皆さまたちは傍聴券の抽選が行われました。
●午前11時開廷
テレビカメラによる1分間の頭撮りの後,原告の近澤の意見陳述が行われ,娘・三津子が亡くなった当時の被害の悲惨さ,育薬のためには仕方がない死,と言われる悔しさや,イレッサの被害拡大について,国やアストラゼネカへの対応の疑問を述べました。
続いて原告側代理人より,水口真寿美弁護士,そして,阿部哲二弁護士より,意見陳述が行われました。
この後,被告・アストラゼネカの代理人より意見陳述が行われました。この陳述の中で強調して述べていたのは,添付文書の記載不備に触れて,・・重大な警告欄とか警告欄,または副作用欄など,特に注意を要する副作用であっても,記載箇所は末尾であろうと,冒頭・中ほどであろうと,記してさえあれば場所は問題ではない。医師であれば,添付文書の全てを読み,理解した上で患者に説明する義務がある。と主張。また,間質性肺炎の発現,副作用被害拡大については,当時の医療の事情,レベルからすると止む得ないことであったと述べました。
この後,国側より意見陳述が行われました。国は,一審の主張と全く変わりなく,承認,添付文書に関して誤りはないと主張しました。
この後,裁判所より,この裁判に対する考えについて,園尾隆司裁判長より述べられ,・・この訴訟は,1審で主張・立証は尽くされている。あとはどう判断するかだ・・と述べられ,この裁判に対して素早い,強い取り組みを感じました。次回期日は,10月25日(火) 3時30分〜101号法廷と決定,この日の裁判は終了しました。
■意見陳述書
控訴審原告 近澤 昭雄 意見陳述書
訴訟代理人 水口 真寿美弁護士 意見陳述書
訴訟代理人 阿部 哲二弁護士 意見陳述書
●12:40〜記者会見
裁判終了後,支援の皆さまと弁護団は,報告集会へと移動しましたが,原告と一部の弁護団は司法記者クラブにおいて記者会見に臨みました。
●12:30〜報告集会
裁判所隣接の弁護士会館5階において報告集会を開催いたしました。
約70人の皆さまに参加していただきました。弁護団より,この日の裁判の要点,被告側の陳述について,今後の進行予定などについて説明していただきました。
午後1時30分終了しました。
お問い合わせ
イレッサ薬害被害者の会
代表 近澤 昭雄


電話:048-653-3998
FAX:048-651-8043
mail: iressa-higainokai@nifty.com
薬害イレッサ東日本訴訟弁護団
城北法律事務所
弁護団事務局長・弁護士 阿部 哲二
弁護士 津田 二郎
担当事務員 新 庄  聖
東京都豊島区西池袋1-17-10
エキニア池袋6階
電話:03-3988-4866
FAX:03-3986-9018

次回・控訴審第2回裁判(2011年10月25日)の報告
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