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●裁判開始前に宣伝行動を行いました。
時折強く降る梅雨の中をたくさんの支援の皆さまと共に、地裁前にてイレッサ訴訟に対するご理解とご支援を訴えるチラシを配りました。有難うございました。 |
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●今回の裁判は、
東京地方裁判所民事103号の大法廷で午後4時より開かれました。開廷時間が4時からとたいへん遅い時間にも係わらずたくさんの方に傍聴して頂きました。 |
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◆まず原告側代理人より |
(1)イレッサに「東洋人に対する延命効果が示唆された」とするアストラゼネカの主張には何の価値もなく、それをもって有効性を判断することは全くの誤りであること。 |
(2)厚労省発表の副作用報告症例数を比較すると、イレッサの副作用症例数が飛び抜けて多いことを主張。 |
(3)被告アストラゼネカ、被告国が、重要な証拠(イレッサの承認申請資料の概要など)で多数マスキング(黒塗り)しているがそれは真実解明を阻害するので、ただちにマスキングのない資料を提出するよう求めました。 |
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(1)についての原告側の主張はこうです。 |
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抗がん剤の臨床試験では、試験対象となる抗がん剤を使用した患者さんのグループ(A群とします)と、それを使用しない患者さんのグループ(B群とします)で、試験をはじめてどれくらいの期間、生存できたか集計して比較します。そうするのが鉄則なのです。 |
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ところが、製薬会社が期待したような結果(Aの方がBより生存期間が長い、という結果)が得られなかったとします。 そんなとき、医薬品に効果があると言えないかと期待して、なされるのが、「サブグループ解析」というものです。事件 |
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極端な例で、A群の結果をいろんな観点から見ていると、乙女座の患者さんと、他の星座の患者さんで分けて、生存期間を比較すると、乙女座の患者さんの方が生存期間が長いという結果が得られるとします。このように、小さいグループに細分化して小さいグループ間の比較をして、何か結果を得ようとすることをサブグループ解析と言います。もし、上記の「乙女座の患者さんにはよく効いて、他の星座の患者さんには効かない」と解析結果が示され、誰が信じるでしょう?星座の話はオーバーにしても20パターンもサブグループ解析をすれば、1パターンは偶然に何らかの差が出るというのが、統計学の常識だということです。 |
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アストラゼネカが行った「東洋人に延命効果が示唆された」というのも、まさにサブグループ解析の手法を用いられており、東洋人の延命効果が証明されたかのように言うのは全くの誤りなのです。このようなことは、すでに昨年1〜3月に厚労省で行われた「ゲフィチニブ検討会」でも統計学の専門家も、臨床の医師も指摘しており、何の意味もないことは決着済みのことです。にもかかわらず、アストラゼネカは、訴訟では不当にも、平気で東洋人には延命効果が認められたかのごとき主張を行っているのです。 |
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●裁判終了後の報告集会 |
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裁判後には報告集会を弁護士会館5階507ABC会議室で開きました。
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●次回以降の裁判の予定● |
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・・東京地方裁判所・・ |
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・・大阪地方裁判所・・ |
10月 4日(水)第10回 午後3:00〜101号法廷
11月22日(水)第11回 午後3:00〜103号法廷 |
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9月12日(木)第12回 午後1時15分〜
11月13日(水)第13回 午後1時15分〜 |
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・・ お問い合わせ ・・ |
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イレッサ薬害被害者の会
代表・・近澤 昭雄
電話・048-653-3998
FAX・048-651-8043
mail: iressa-higainokai@nifty.com
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薬害イレッサ訴訟東日本弁護団
豊島区西池袋1-17-10
池袋プラザビル6階
城北法律事務所
電話・03-3988-4866
FAX・03-3986-9018
事務局長・弁護士 阿 部 哲 二
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