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2004年7月に大阪地方裁判所で、11月には東京地方裁判所で、薬害イレッサ訴訟を提起して5年もの歳月が流れました。この間に、大阪地裁で29回、東京地裁で27回の裁判が開かれ審理が行われて参りました。
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東日本訴訟原告の一人、近澤昭雄さん。この日も、東京・霞ヶ関の裁判所前において多くの支援者と共に、イレッサ訴訟に対するご理解を訴えました。 |
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= 薬害イレッサ訴訟とは =
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販売開始から僅か2年半で、服用した患者たちが副作用被害の間質性肺炎により557名も死亡、現在までに787名もの患者が死亡していることに対して、承認した国と販売会社のアストラゼネカ社を訴えている訴訟です。 |
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●製薬会社のアストラゼネカ社に対して・・
治験の段階から、副作用である間質性肺炎で死亡している症例があることを隠して承認を受けたこと。 |
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承認される前の治験の段階から、多くの専門家を使って大々的に宣伝を行って効果を謳い、「夢のような新薬で、延命効果は素晴らしく、副作用は殆ど無い薬」などの情報を流して患者たちを信じ込ませ、使用選択へと誘導し多くの死亡被害者を出したこと。 |
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●国に対して・・
重篤な副作用被害が起きていたことを示す海外からのデータが出されていたのに、審査センターでは「症例の集積をまって検討」と、このデータを無視して承認。多数の死亡者を出したこと。 |
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私たちは、抗がん剤の副作用による死亡被害の訴訟と言う事で、中々に理解が得られない戦いを続けていますが、「がん患者の命の重さ」とは何かを問いつづけて行くことで安心して受けられる抗がん剤治療の実現を願っています。 |