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薬害イレッサ西日本訴訟

●2005年5月24日(水),午後1時15分より,薬害イレッサ西日本訴訟の第4回裁判が大阪地方裁判所民事202号法廷で開かれました。
 今回の第4回の裁判は,新に提訴した一遺族の原告が併合され,その原告の意見陳述が行われました。意見陳述書は以下に添付いたします。原告の意見陳述の後,森野有香弁護士(柏木泰英法律事務所)より,「因果関係論,疫学的因果関係の証明」の意見陳述,続いて・住田浩史弁護士(御池総合法律事務所)より,「イレッサの有用性の欠如が明白であること」,について意見陳述が行われました。本日の弁論はこれで終了しました。
  ◆今回追加提訴された原告の意見陳述書(pdfファイル)

●裁判後の報告集会
裁判終了後後,大阪地裁から徒歩で7分ほどのところにある,イージス大阪『いきいきエイジングセンター』で報告集会が開かれ,たくさんの皆さまにご参加して頂きました。原告からご支援の方たちへお礼の挨拶と,弁護団から,今日の裁判の報告とイレッサの問題に関するこれまでの経緯を報告して頂きました。参加して頂いたご支援の方たちからもたくさんの質問を頂き,有難うございました。支援の方たちの励ましが私達の大きな原動力となっています。今後とも宜しくお願い申し上げます。

たくさんの皆様の温かいご支援を頂いて、薬害イレッサ西日本訴訟の第3回裁判と報告集会は終了致しました。お蔭さまでこんなにも大勢の皆様が関心を寄せて頂いたことに、心からお礼申し上げます。この訴訟を通して「肺がん患者の命の重さ」を問い続けながら、イレッサの副作用問題で表面化した、さまざまな抗がん剤治療の弊害を少しでも改革されるように行動して参ります。
●次回の西日本訴訟の第5回裁判期日のご案内
次回の裁判の期日は7月29日・午後1時15分から、202号法廷です。
皆さまの傍聴を宜しくお願い致します。
イレッサとは、イギリスに本社をおく世界的な製薬企業アストラゼネカによって開発された肺がん治療薬です。2002年7月5日,厚労省によって輸入承認され,日本国内で販売されていますが,これまでにイレッサの副作用により600人以上が重篤な副作用被害に遭って死亡しています。イレッサは2005年1月,欧州での承認申請を製薬会社が自ら取り下げ,2005年6月には米国食品医薬品局(FDA)が新規患者への使用を禁止する措置をとりました。「肺ガン患者の命の重さを問う」この訴訟は,イレッサの輸入承認をした国(厚労省)と日本で販売をしたアストラゼネカの日本法人を相手どった、被害の救済を求める損害賠償請求訴訟(国家賠償訴訟)です。
・・ お問い合わせ ・・
イレッサ薬害被害者の会

電話・048-653-3998
FAX・048-651-8043
mail: iressa-higainokai@nifty.com
薬害イレッサ訴訟西日本弁護団
弁護団事務局長 永 井 弘 二
京都市中京区鳥丸通御地東入
アーバネックス御地ビル東館6階
御池総合法律事務所
電話075−222−0011
Fax075−222−0012

西日本訴訟(大阪地裁)・第5回(2005年7月29日)裁判報告