|
■9時55分・・開廷
|
|
|
|
報道用に2分間のカメラ撮りの後・・提出書証の確認が行われました。 |
|
|
|
|
|
|
■10時05分〜原告の意見陳述 |
|
|
|
原告の稲垣さんより意見陳述が行われました。・・・国と製薬会社は事の真実をしっかりと受け止め納得の出来る対処と被害に対する救済を行って欲しい。患者が安心して使用できるよう安全で有効な薬を販売するよう切に望みます。・・と陳述しました。 |
|
|
|
|
|
|
|
続いて原告のKさんの意見陳述が行われ・・主人はがんと宣告されても常に気丈に抗がん剤治療を受けるなど前向きに戦っていた。効果が大きくて副作用が少ない薬といわれ信じて服用したのにこんなに苦しみ死んでいった,この悲しみは消えないと声を詰まらせながら最後の訴えをしました。 |
|
|
|
|
|
|
■10時15分〜原告側最終弁論 |
|
|
|
原告側代理人による最終弁論が,スライドを使用して画面に大きく映し出しながら行われました。 |
|
|
|
まず原告側代理人から・・イレッサの審査について,余りにもずさんであった。この被害をしっかりと検証しないと同じ薬害がまた起こされるであろうと述べました。 |
|
|
|
|
|
|
|
プレゼンでは,185ページものスライドを使用して,これまで裁判の中で主張してきたさまざまなイレッサについての問題を,更に詳しく分かり易く説明が行われました。 |
|
|
|
|
|
|
■11時40分〜 |
|
|
|
つづいて,薬害C型肝炎訴訟,薬害HIV訴訟の原告代理人による関連した意見陳述,つづいて,薬害B型肝炎訴訟の原告代理人による関連した意見陳述,そして,泉南アスベスト被害訴訟の原告代理人による関連した陳述が行われ,午前中は終了休憩となりました。 |
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
■13時10分〜原告の意見陳述 |
|
|
|
原告のSさんによる意見陳述が行われ・・ご主人ががんと宣告されたときから抗がん剤治療との戦い,イレッサを服用に至った経緯について陳述しました。・・イレッサは国が認めた治療薬だから何の疑いもなく主人は服用しました。しかし,悲惨な副作用の被害に苦しみ亡くなりました。このイレッサが,本当に一部の患者に対して効果があると証明がなされるのであればそれを取り上げようなどとは思いません。しかし・・何も知らされず信じて服用する患者の命をこれ以上奪うようなことはしないで下さい。と訴えました。 |
|
|
|
|
|
|
|
つづいて,生存原告の清水秀喜さんが意見陳述を行いました・・私はイレッサを服用して悲惨な副作用被害に遭いながらも運よく助かって今も肺がんのW期と宣告されながらも戦い続けています。イレッサは当時・副作用はないとかガンによく効くと言われみんなが服用しました。しかし,このような被害が起きたのに国も,アストラゼネカも何一つ対策を取らず多くの患者が死んでしまいました。がん患者の身になって考えなかったのでしょうか。何故,こんなに大勢の人たちが死ななければならなかったのでしょうか。づっと,何故・何故と思い続けています。答えが欲しいです。・・と訴えました。 |
|
|
|
|
|
|
■13時25分〜原告代理人の最終意見陳述 |
|
|
|
薬害イレッサ西日本弁護団団長の中島晃弁護士が,この訴訟に対すす最終の思いとして陳述を行い,13時30分,本訴訟の原告側による弁論はすべて終了しました。 |
|
|
|
|
|
|
■13時30分〜被告国側代理人による最終弁論 |
|
|
|
被告・国側による最終の意見陳述が,パワーポイントを使用してスライドをスクリーン画面に映し出しながら行われました。プレゼンの内容は,国がこれまで何度となく主張してきた点,
●承認に際しての拙速はなかったこと
●間質性肺炎に関しても,当時・知見は混乱していて判断するには時間は必要である
●医学的,薬学的・知見についての争点整理・・抗がん剤の有効性評価の方法論・歴史について
などについて従前の主張を繰り返し行ない,15時20分,国側の最終弁論は終了しました。
|
|
|
|
|
|
|
■15時25分〜被告アストラゼネカ社代理人による最終弁論 |
|
|
|
アストラゼネカ社の最終弁論がパワーポイントを使用して行われました。
●本件訴訟の特質
●イレッサの有用性
●イレッサの間質性肺炎に関する注意喚起の妥当性について
このイレッサについては,何ら問題はなく,東洋人に対しては特に高い効果を示し,ISEL試験でも,IPASS試験でも統計学的に証明されている。平成16年になってEGFR遺伝子変異のある患者に対して高い効果を示すことも判明され,安全性についても有効性についても科学的証明がなされている。とこれまでの主張を繰り返し述べました。 |
|
|
|
|
|
|
|
弁論の最後にアストラゼネカ社の代理人が最終陳述を行い・・このイレッサでは多くの患者の命が永らえられて来た,市場に残して頂きたいと訴え,16時17分,この訴訟の全ての弁論は終了しました。 |
|
|
|
|
|
■判決日は来年2月25日 |
|
|
|
ざわめきで聞き取り難い中でしたが,・・これで最終弁論とします,判決は来年2月25日午後3時です,と裁判長より申し渡されて結審されました。 |
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|