●第3回裁判・報告集会のご報告 |
午後1時15分、202号法廷で第3回の裁判が開かれ、たくさんの人達が傍聴に足を運んで頂きました。終了後、近くの中之島公会堂に場所を移して、報告集会を行いましたが傍聴に来ていただいたほとんどの方が参加されて、たくさんの質問励ましのお言葉を頂きました。
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●追加提訴のご報告 |
西日本で2例目となる三重県の患者の遺族が国と製薬会社を相手に損害賠償を求める訴えを、大阪地裁に起こしました。イレッサの副作用被害をめぐる訴訟は全国で3件目となります。2002年4月に肺がんと診断され、抗がん剤治療を続けていましたが、同年9月、医師の勧めで約10日間、イレッサを服用したところ、副作用の間質性肺炎を発症し、同年12月に死亡。何の副作用情報を与えられることもなく苦しみながら死亡したことの責任を問い質して行きたいと会見で述べました。 |
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●イレッサとは、イギリスに本社をおく世界的な製薬企業アストラゼネカによって開発された肺がん治療薬です。2002年7月5日、厚労省によって輸入承認され、日本国内で販売されていますが、これまでにイレッサの副作用により600人以上が重篤な副作用被害に遭って死亡しています。イレッサは2005年1月、欧州での承認申請を製薬会社が自ら取り下げ、2005年6月には米国食品医薬品局(FDA)が新規患者への使用を禁止する措置をとりました。 |
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こうしたなかで、第3回裁判が開かれました。「肺ガン患者の命の重さを問う」この訴訟は、イレッサの輸入承認をした国(厚労省)と日本で販売をしたアストラゼネカの日本法人を相手どった、被害の救済を求める損害賠償請求訴訟(国家賠償訴訟)です。 |