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一人一人の命は何物にも替えがたく尊いもの,これまでの薬害被害を見れば一目瞭然,国の薬事行政は信用できない。アストラゼネカは,営利のみ追求しての販売がこの被害を起した。責任と謝罪を行えと訴えました。
他にも,さまざまな団体の皆さまに理解・支援を頂き,170名の皆さまで溢れました。 |
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薬害訴訟・・1955年に発生したスモン薬害事件以来,これまで何度繰り返されたことでしょう。
人間の命を救う薬が原因である訳ですから,常に使用して効果のある患者が多く存在しています。大勢の患者が使用する薬には,誰かに効果があるから,大勢の患者の命を永らえているくすりであるからとの理由で,例え一部の患者であっても生命に関るような被害が発生した時は,これを見過ごすようなことがあっては決してなりません。被害が判明したなら,速やかな検証と被害の拡大防止を図るのは,くすりを開発し販売する製薬会社,そしてくすりを審査し承認を与える国の責務です。 |
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この裁判,薬害イレッサ訴訟は,まさにこの事を問題として責任の所在を追求し求めている裁判であり,決してこのくすりの販売の停止・回収を求めるものではないのです。ただ,2002年の販売当初に出されていた安全情報には誤りがあったのではないかと,信じて服用し数日,数週間で死亡した遺族が事の真相解明と被害の拡大の防止,賠償を求める訴訟です。・・・とこのように裁判開始から一貫して訴え,理解を求めて参りましたが多くのバッシング,非難から私たち原告は逃れることは出来ませんでした。
このように辛い6年半もの戦いを経て漸く判決を迎えました。 |
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■2時30分より支援の皆さまと共に大阪地裁へ入廷しました。
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202号法廷は97席の傍聴が可能ですが,メディア用に用意された席を引くと約70人しか傍聴が出来ません。この日の裁判に集まった傍聴希望者は170人ということで抽選が行われ,抽選にもれた皆さんは,裁判所に隣接の大阪弁護士会の会議室にて待機して頂きながら弁護団より逐一報告がなされました。 |