2011年10月 6日・木曜日
午前8時30分より約一時間,霞ヶ関・厚労省前で,イレッサ訴訟の早期解決を願って,支援の皆さんや弁護団と共に宣伝行動を行いました。たくさんの皆さんにチラシを受け取っていただきました。
近澤がマイクを握って訴えていると,50過ぎで一応身なりの整った,この近く,多分霞ヶ関の官庁に勤める方と思われましたが,つかつかと歩み寄り"そんなに金が欲しいのか・このばかやろー"と罵声を浴びせて行きます。
今日からまた暫くは,この手の嫌がらせや非難などは覚悟しなければならないだろうな・・・とは予想していても,やはり悔しさと辛さは言葉に出来ません。
昨夜,フジTVのニュースジャパンで,イレッサ問題が放映されて,続きは今夜も放送されました。その中で,イレッサで効いている患者がたくさんいることを強調して,これが薬害と言えるのだろうかと岩澤倫彦ディレクターは問いかけていますが,いずれにしても,何も知らされず,副作用も少ない,どこでも手軽に飲めますよ,とまるでビタミン剤でも渡されるように服用が始まり,その直後・何がなんだか分らない間に苦しみながら死んで行った我が子。発売から僅か2年5ヵ月で557人が亡くなって逝った現実。この悲惨さを長年訴え続けて,漸く今では,この薬は重篤な副作用があるから,服用には注意が必要ですと,事前に危険性を知らされて,服用には医師という保険,担保付で使用できる幸せ。万一,間質性肺炎が発症しても,すぐに医師が最善を尽くしてくれる。この両者を何の根拠で比較するのか?。この違いをこのディレクターはどのように考えているのでしょう。
ま,どちらにせよ,この放送でまた暫くは嫌がらせや抗議の電話が続くのかなと思うと少し憂鬱です。抗議のメールや電話をされる皆様,どうかお手柔らかにと願うしかありません。
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